鳳凰三山   05.09.17
(島外干支の山の旅一日目)

干支の山で島外編、それは南アルプス鳳凰三山。
コモちゃんは年の初めからこれをねらっていたのだった。

16日夕方5時半、高松中央ICから出発。3回休憩して韮崎ICでおりて、
17日午前2時半、山梨県南アルプス市夜叉神峠登山口1380mに着いた。
ここから先の南アルプス林道はマイカーは入れない。

駐車スペースはほぼいっぱい。手前の方に停める。
万全を期すために今回私は敷布団と枕も持ってきた。
寝れるか心配・・・・・・・・


・・・いつもの車中泊よりは眠れた気がした。

6:45、次々出発する登山者達に混じり、われらも歩き出す。


ジグザグの登り。カラマツ林の中だし、気温も低いけど、汗が出る。
アルミマット持参の重装備の方はかなりゆっくり登っている。
シシウド、アキノキリンソウ、トリカブト、ヤマハッカ、見慣れた花たち。

7:54、夜叉神峠に着いた。北岳など白峰三山が手にとるように見える。
感動的ないい天気。

山小屋があって飲み物を売っている。水場はない。


ヤナギランはもう綿毛。お、1本だけまだ咲いてた。マツムシソウも1本残っている。
少し休んだ後、さらに縦走路を進む。
急坂を過ぎると緩やかな道。

四国の山では珍しい学生達がいる!
若くても重装備なので速度は私と変わらない。
抜きつ抜かれつ、歩く。

9:30、杖立峠の標識がある。彼らもちょっと休憩。

10:07、樹林帯を抜けると広場に出る。若い人達が楽しそう。
さらに30分ほどでたくさんの人が休憩している展望のいい場所へ。
ここにも鉄パイプを組んだ標識がある。

ダケカンバの下で休憩。ほんと、アルミマットの人が多い。
みんな山小屋よりテントがいいのねー。

先は長いのだ、元気出して出発。
ナナカマド、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、みな赤い実。
上から「冨士山よ」という声。振り返ると、お〜、やっぱりきれいね〜。

苔むした森の中、間違えることのない、歩きやすい広い道、うれしい。

11:30、苺平2524m。木立の中でみんなお昼ご飯。
私達も昨日SAで買ったます寿司とパン。

たっぷり休んで又歩き出す。緩やかで広い道。


12:25、南御室小屋。水場の水はとても冷たくておいしかった。

トイレはチップ制で水洗。はっきり100円とか書いてくれてたらいいのにな。

上の薬師岳小屋を予約しているが、ここで一度申し出るようにと書いていた。
今夜はいっぱいらしい。
テントがもう張られている。ヘリコプターの荷物下ろし地点の横を通って登っていく。


ジグザグな急登。土砂崩れでつけかえられてる登山道。

「ガマの岩」の横を通る。

だんだん花崗岩が出てきて白い砂の道になると珍しい風景になる。
ホ〜ッ!、オ〜ッ!、と言いながらゆっくり登っていく。

14:22、展望のいい砂払岳に着いた。
いよいよ鳳凰三山の薬師岳と観音岳が見えてきた。


20分ほど下ると、薬師岳小屋。外ではもう宴会状態。
たくさんの人がビールを飲んで楽しそうにおしゃべり。
中の食堂もいっぱいの人。

案内されたのは2階の隅っこ。1枚の布団に2人で寝る。え〜〜?!
コモちゃんはこのことを知ってた。だましたのね・・・・。

リュックを置くスペースがないので外の物置(?)に置くように言われる。
うう、噂に聞くこれが夏のアルプス山小屋か・・・
夕食まで時間があるので貴重品だけ持って薬師岳へ行くことにした。

ナナカマドの間を抜け15分で、お〜、いい眺め、富士山もばっちり。

小屋がいっぱいなのであそこでテント貼るのかな・・・?本当はいけない。


広い砂の広場のような頂上。
薬師岳2780m、よくここまで来れたなー、うれしい!

見渡すと、さっき通った砂払岳と木立の中に小屋が少し見える。

コモちゃんはもちろんビール!
明日登る観音岳が見える。

ぶらぶらしていたが、雲が出たし、寒くなったので小屋へ戻った。

100人なので夕食は3回に分かれて。ご飯とおでん。
終われば寝るしかない。トイレは外だから
夜行きたくなったら人をふんずけて行かなきゃならないわー。

8時消灯。コモちゃんのいびきが申し訳なくてヒヤヒヤしながら眠れぬ夜。
手の置き場がないくらい狭い。
100人の人いきれで寒いどころか暑くて布団がいらない。
ひたすら夜があけるのを待った。

翌日

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