木曽駒ヶ岳    05.09.19
(島外干支の山の旅三日目)


山梨県南アルプス市芦安温泉の「桃の木温泉」。
夜叉神登山口から車で10分くらいのところにあった。
本館は登山者用の安い宿、別館が2食付で15000円で豪華版。
以前皇太子も山登りの時に泊まった(その時は本館しかなかった)という写真が飾ってある。
 
広いキレイなお部屋。昨日のことを考えると、別世界。
窓から見えるのは山。聞こえるものは川の音だけ。
 
温泉は43度で出ているので、薄めず沸かさず。
24時間入れますとのこと。無色だが、硫黄の匂いがする。
飲んでみたが、においとかはなかった。
露天風呂でゆっくり、ゆっくり、リラックス・・・
 
食事はお部屋で。冷えたビールのおいしいこと!
食べきれないほどたくさんのお皿、味も良し。


19日、ぐっすり寝てかなり元気になって8時半出発。
国道20号線に出ると鳳凰山の山並みが見える。感動だ〜。
よく見るとオベリスクらしきものが!

甲州街道から。

韮崎ICで中央道に入る。
駒ヶ根IC下りて右折、5分で駒ヶ根高原。ここから先はマイカー禁止。
バスとロープウェイ往復が3800円。駐車代が400円。
 
昨日と違って観光客が多く、登山の格好してる人は4分の一くらい。
ロープウェイ下りると千畳敷2600m。11:30。
一応おにぎりとパンを購入。
みんな寒い寒いとふるえてる。
天気はイマイチ。昨日までのようにはいかない。
木曽駒ヶ岳はここからは見えない。

小さな駒ヶ岳神社の右を通り、周遊遊歩道を歩く。
 
夏の千畳敷は花が咲き乱れてるんだろうけど、今はみな枯れている。
ナナカマドの実が赤くてキレイ。
家族連れ、カップル、団体さん、たくさんの人だ。
一応みんなスニーカーなどを履いている。
 
11:45、八丁坂に来ると、遊歩道と分かれる。
ここから乗越浄土までかなりの急登。
けっこう観光客っぽい人も登っている。小学生が元気で早い。
  
  
石だらけのジグザグ道。あしが痛いなー。
ということは2泊3日の縦走は無理ってことだなー。
時おりガスが晴れて、ロープウェイの建物や下の町が見える。
 
重装備の若者がゆっくり登ってくる。ここは4泊目とか。すごいー。
見上げると少し青空。
 
12:15、尾根のような乗越浄土に着いた。ふ〜〜。
 
左へ進み、営業中の宝剣山荘横を通る。
 
左にロープで守られたコマクサ増殖地。お、なぜか1輪だけ咲いている!
 
夏だけ営業の天狗荘の向こうに中岳が見えてきた。
ハアハア登ってると、トウヤクリンドウを見つけた。やっと撮影休憩だー。
リンドウなのに紫じゃないのね。

イワツメクサ。
 
12:37、中岳2925m。パンを食べる。
 
下りになって木曽駒ヶ岳頂上が見えてきた。

12:55、鞍部。アルプスって石だらけだねー。
 
ガスが晴れたので振り返ってみた。
悪路と書かれている中岳の巻き道を確認。
 
13:12、頂上。観光登山っていいなあ〜。もう2956mの頂上だ。


で、恒例のビール!「無事に終わったなー!」

チンしてくれたおにぎりはまだあったかい。
 
時間もないし、ガスで見晴らしもよくないし、周回せずにピストンで下山。
意外にこっちの山は若い人も多い。
 
14:38、八丁坂に戻ってきた。千畳敷を回ってみる。
ナナカマドがキレイ〜〜
 
15:05、剣が池。上のほうがガスだ・・・・。
 
16時のロープウェイまでに時間があったので喫茶店でケーキセット。
ロープウェイ7分でしらび平に戻ると、花の本を買う暇もなくバスが待っている。

バスを終点駒ヶ根高原で降りて駐車場に戻るともう3、4台しか残ってない。

近場の温泉ということで早太郎温泉「こまくさの湯」。
でも循環湯でたいしたことなかった。
せっかく来たんだからもっといい温泉探しておけばよかった。 

17時半に高速駒ヶ根に乗り、小牧で渋滞に会い、栗東付近ものろのろで、
高松に帰ったのは深夜0時半だった。

眠いはずなのに興奮してなかなか寝付けなかった。
楽しい干支の山探しの山旅だったからなあ〜。
まだ頭の中は、石ころゴロゴロの白い山、真っ青な空、遠い山並み、そんなものが渦巻いていた。
コモちゃん、干支の山島外編、無事に終わってよかったねー。
もう終わりだよね?・・・・・・・ん?


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