志貴岳   1073.3m   10.08.22
(しきだけ)

登山口 徳島県つるぎ町
コース 大宗(おおむね)〜焼堂峠〜頂上〜宇峠〜大宗
時間 約4時間20分(休憩含む)   

高い山へ行けば涼しいので四国の高い山を考える。
石鎚山、剣山は人でいっぱいだろう。
笹原の尾根歩きは日焼けしそう。
暑いので長時間は無理。
そんなこと言ってると・・・・無い。

じゃあ、1000m以上の山を考えるが、なんかぱっとしなくて・・・・
結局「徳島250山」からヤブこぎじゃないのを選ぶ。
昔の峠道なら大丈夫かな〜〜
京女郎峠への縦走は車が2台無いとだめなので周回にする。

6:40、高松の自宅を出発。国道32号線を南へ。
陶で県道17号線へ。まんのう町で国道438号線へ。

7:31、三頭トンネル通過。

7:44、吉野川を渡る。

土釜のあたりで温度計は27度になる。いいなあ、ここに住みたい!

8:07、一宇支所過ぎてすぐの分岐を県道304号線へ。
標識は矢筈山となっている。 8:08、600mでJAの倉庫前を右折。


グングン高度が上がる。奥は津志嶽かな。
8:20、大宗集会所のT字路。左へ。


8:23、行き止まりとなる。国道から5.1km。
手前の栗の木の下に駐車。
目の前に看板。ウラジロノキは日本一だそうだ。


8:34、出発。飲み物4L全部コモちゃんがしょってくれる。
8:35、聖午王(ひじりごおう)神社前を通る。


日が照る舗装道は暑い。
8:44、道は終わっている。


手前の民家のおじいさんが寄ってきて(犬がほえたから)、
最奥の民家(無人)の庭先を通り・・・
裏の畑の道を東へ行くのだと教えてくれた。

川があるので渡ってから登る、と教えて頂いた。


すぐに杉林になる。きれいな道。    しかし本と違うので二人で協議。引き返して家の裏の道でうろうろテープを探した。

全くそれらしきものが無いので又引き返して杉林へ。

道は下へ続いているが上り気味の巻き道へと進む。

ちょっと狭い道。

9:03、川というか沢に着いたが道がない。おじいさんの言うのは違っていると考え、取り付きのはっきりしている時計回りで行くことにした。
最奥の民家まで戻り、車道をテクテク。

神社の前の家では盛大に布団干し。
遠くから家族が帰ってきてるのかな。



駐車地点に戻ってきた。わ、着いてから1時間も過ぎてる。

9:23、気を取り直して反対方向へ出発。


モノレールに沿って歩く。


9:30、ウラジロノキは初夏に白い花を咲かせる。


今は緑の葉っぱがいっぱい。
葉の裏が白いけど遠くて分からない。

地面に目を凝らすと赤黒い小さな実が少し落ちていた。
根元にはお地蔵さん。さあ、先を急ごう。
モノレールがあるということはこの先に人家がある。

9:49、民家の横で草刈機を使っている方から、気をつけていきなさいと声をかけられた。
住んでらっしゃらないけど手入れに来ているそうだ。ここまで車で来ることが出来ないから大変だろうなあ。


9:50、それほど古くはなさそうなお堂に出た。
寺地という無人の集落。
廃屋の彼方に津志嶽。


やがてすっかり緑に覆われるのだろうか。
モノレールもなくなり、完全な山道になる。

淡々と緩やかに上ったり下ったり・・

小さな沢を横切る時、冷たい風が頬を撫でる。

10:20、広いところに出た。つぶれた小屋がある。

10:24、二階建ての廃屋に着いた。
かつては立派な家だったみたい。

リュックを下ろして、汗を拭き、
どんな生活だったのだろうと家を見ながら休憩。

ツクツクボウシがやかましい。


10:36、出発。右手を注意深く見ながら進む。
10:38、すぐに赤テープ発見。右手に上がっていく。

1人だったら見過ごして真っ直ぐ行ってしまいそうだ、とコモちゃん。

植林帯の広い場所は道が分かりにくい。
探しながらゆっくり登る。


11:00、尾根に出た。何もないので左手に行ってみる。

すぐに焼堂峠だった。小さなお堂の中には二体のお地蔵様。


11:02、戻って直進する。尾根は風があってちょっと涼しい。
鹿のせい?木の皮が剥ぎ取られている。


二股に分かれている。上りのはずだから右手へ。このコースは巻き道も多いのでそれかもしれないが、とりあえず直登だ!!



何度もアップダウンがある。これか?と思ったら違う・・・・・・
12:06、やっと頂上だ!
先行くコモちゃん、珍しくバンザイしてる!!

焼堂峠から1時間、この暑い夏にこんな低いところを1時間も歩いて・・・・疲れたわ。(投げ出されたストックが疲労を物語っている)

木立の中でまだよかったけど結構アップダウンがきつくて参った、参った。

頂上の展望がうれしい反面、日差しが暑い。
傘を差して昼食。

北。

山の間から吉野川も見える。

南。あいにく津志嶽にはガスがかかっている。




12:26、宇峠のほうへ下っていく。こちらの道ははっきりしている。自然林の中をどんどん下りる。落ち葉でふかふかだ。


12:50、宇峠に着いた。

目や鼻や口が作られてないお地蔵様が祀られている。反対側にはお墓なのか?石造物が五体。


12:56、沢に向かって降りて行き、赤テープが沢の向こう側、えらく右手に一つ見えるけど・・・無視して沢の左岸を歩く。
大宗のおじいさんが言ってたルートはこれだと思いながら
時々分かりにくいけど忠実に左岸を歩く。

マムシが1匹、どうしても逃げなかった。
参った。


13:24、ヤッパリ朝の躊躇して引き返した場所に出てきた。
振り返るとちゃんと道に見えるのだけど朝は分からなかった。
小さな沢を横切り杉林の巻き道を帰る。何度通ったろう。


13:33、最奥民家に帰ってきた。

朝のおじいさんは開け放した障子の向こうで寝転んでらしたけど、
挨拶するとおきあがり、無事に行って来れたと報告するとにっこり。


13:44、神社の前を通り車に戻った。

半端ない汗のかきよう、コモちゃんはすぐに着替えさっぱり。
私は温泉まで我慢、我慢。クーラーボックスの中のマンゴージュースでちょっとひんやり。


温泉はつるぎの宿岩戸。近かったのでヤレヤレ。


来週はヤッパリもっと高い山にしよう。

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