毛無山   1218.4m  09.10.18
(けなしがせん)

登山口 岡山県新庄村
コース 山の家登山口〜白馬山〜毛無山〜山の家登山口
時間 約4時間20分(休憩含む)   


最寄のインターは久世なのか、蒜山なのか、迷ったけど
分県ガイドに出ているコースにして、蒜山で下りた。
雲海の出ていた高梁SAで休憩したので、高松西ICから蒜山ICまでは1時間50分かかった。

今日は林道無しだから4駆でなくエコカーでやってきた。
どのくらいガソリンが減るのかな。


8:38、蒜山SAで蒜山おこわを購入して、国道482号線から新庄へ向って県道58号線へ入る。
「ひるぜんペアバレースキー場へ2.4km」という看板がある。

ほとんど車の通ってない道、走りやすい。

三平山かな〜〜前に登った時はガスで大山が見えなくて残念だったなあ。


今はススキの原になっているスキー場を過ぎ、立派な野土路トンネルを抜ける。

8:59、山の駅「味わいの宿新庄」の横を通る。

9:05、「不動の滝3km、土用ダム6km、毛無山7km、直進0.8kmで国道181号線」の看板で右折。

9:15、登山口の山の家に着く。キレイなトイレや広い駐車場がある。
車はもうかなり停まっている。ほとんど岡山ナンバー。


9:32、出発。
これが山の家。


注意書きを読んで真っ直ぐ進む。
(ペット入山禁止)
9:36、毛無山へ行かずに右へ行く。白馬山まで2km。

最初は沢に沿って行くが、すぐに上りになる。

アケボノシュスランがまだ咲いていたり、思ったより植林帯ではなく、雑木林だったので気持ちよく登っていく。
   

上りばかりだけど・・・。

10:08、標識「登山口へ30分、白馬山へ40分」

10:20、木が途切れて時折、外の山が見える。

紅葉した木が現れ、わくわく〜〜
ハウチワカエデ、ミネカエデ。リョウブも色が変わっている。
ウルシやハゼも真っ赤。

10:35、下の新庄村や登山口の山の家を見るコモちゃん。  


10:39、ブナが現れ、平坦になる。

角を曲がると本格的なブナの縦走路。

なんて歩きやすいんでしょう〜。


10:46、白馬山に着く。朝鍋鷲ヶ山への道も立派だ。

関西弁の先客が大山が見えると教えてくれた。

おおっ、ホントだ、とうとう大山が見えた!三平山も、櫃ヶ山も、津黒山もみんな大山が見えなかったのだ。ついに見えたぞ!

緩やかなのぼり〜〜

快適なブナ縦走路〜♪ルンルンとはこのことか!!
でも曇っていて写真に撮ると美しさが出ない。(腕が悪い)  もっと光を・・・・。

11:12、標識「毛無山まで40分、白馬山まで20分」

少しアップダウンはあるけど気にならないほどステキな登山道。公園のような山だ。

目で見たときはキレイだったんだけどねえ・・。紅葉に包まれてるって感じで・・・。

コモちゃんも感動している。

11:23、またまた大山が見えるポイント。
雲の帽子が取れたらいいんだけど・・・・なかなか。
     


わ〜、雲が途切れた〜、陽がさすと輝くブナ〜


11:40、鳥取県俣野からの道の合流地点。
ここは「中国百名山」の本ではカタクリ山と書かれている。
ロープで囲われ保護されている。
カラーの大きな説明板もある。
数人の登山者と出会う。
あんなに車があったのに意外と会わない。???
毛無山ピストンが多いのだろうか。
頂上が見えてきた。


黄金色のブナ。ハウチワカエデもあるけどね〜
ブナの縦走路が1時間半も続いた。すごい〜。

12:00、サイレンとともに頂上に着いた。
あ〜、うれしや、周囲の山から大山を見るという希望がかなった。



北。1729mの大山の左には751m孝霊山(大山の北壁が見られる山)、右には1448m,烏ヶ山。


さらに鏡ヶ成の山々、皆ヶ山など。蒜山も今日は3つちゃんと見える。

さっき歩いた縦走路の尾根はもっと紅葉がきれいなんだけど、雲が意地悪をしている。
右の方に三角の金ヶ谷山、さらに鉄塔のある朝鍋鷲ヶ山が続いている。
ここから朝鍋鷲ヶ山までは7km。
25日のイベントはあそこまで歩くのだね〜、結構長いね。
ちょっと窪んだところが穴ヶタワかしら。三平山が青い色になっている。

西を見ればすぐ近くにまだ同じようなブナの森が続いている。



北西は遠く米子の町や日本海も見えるはずだが・・・



12:30、おこわを食べ終わり、風が強くて寒いので下山する。

こっちは急な下りだ。
登ってくる人がゼイゼイ言ってる。
私たち、逆周りにして正解だったかも〜〜

メルヘンの里(すごいネーミング)新庄村が見える。


この後は展望もなく、ひたすら森の中を下る。

12:38、休憩舎

まだまだ上がってくる人が多く、ほとんどが軽装。中には全く何も持たない人もいた。
ハイキング気分の山なのね。

天然杉も大変大きく、深い森の感じだ。

12:51、標識「山頂まで0.3km」

木の根っこを踏みながら降りるのは気が引けるけど・・・

13:10、六合大杉

13:15、標識「山頂まで0.6km」

13:25、標識「山頂まで1.2km」

13:23、平坦になり、沢の横を歩く。
この辺に「旭川源流の碑」があったらしい。気がつかなかったけど。

13:38、登山口

看板には登り1時間と。うっそ〜!

林道を歩く。

13:48、白馬山の分岐に戻った。

13:50、山の家でコーヒー200円をどうぞ、と書いてある。


早速お寄りして、自然観察指導員の方の話を聞きながらコーヒーを頂いた。
岡山県のブナは470ha、そのうち250haが毛無山山系にあるということ、
ここのブナは日本海型のすらりとしたブナで、
200年もここの川の水が枯れないのはブナのおかげ、
カタクリは3年前にテレビで紹介されて以来、大変な人出となったこと、
花は他にもたくさんあり、有数の植物の宝庫であること、
植生は日本海型と太平洋型の分水嶺みたいなもので両方存在すること、
などなど興味深い話をお聞きできた。


黄葉紅葉は上のほうだけど、これからどんどん下へ降りていくのでまだまだ楽しめる毛無山だ。



帰りの顛末(温泉は湯原の足温泉。高速が渋滞してたので下の道を延々帰りました)



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