黒笠山、矢筈山  1703m、1848.5m   09.04.29 
(くろがさやま やはずやま)
コモちゃん単独行


登山口 徳島県つるぎ町一宇村
コース 小島峠〜黒笠山〜矢筈山〜落合峠
時間 11時間(休憩含む)


3月21日と4月11日のバイク縦走は大変楽しかった。
レビちゃんにやめろと言われても、バイク縦走はやめられないなあ。

そこで今日は昨年8月24日の続きをすることにした。
未練が残っているルートだ。

昭文社の地図を見ると、小島峠→6時間→黒笠山→3時間→矢筈山→2時間→落合峠となっている。
行けるやろか・・・・体力は?・・・・時間は?・・・

高度的には落合峠→小島峠が楽そうだが、ルートの後半が未経験の山は不安感がある。
小島峠→落合峠に決める。


6:45、落合峠に着く。雲ひとつない。気温は−1度。


バイクにまたがり、身は凍えながらも心は躍り、峠を南へ下りる。
国道439号線に出て小島峠を目指す。

久しぶりの県道261号線に入る。

小島峠に着く。

8:18、お地蔵さんに見送られて長い一日の第一歩を踏み出す。
今日はカメラを落とさないように気をつけなくては。

最初は緩やかな自然林の中を進む。
ハシリドコロの群生地があった。


8:42、標識板が見えてくると旧小島峠。峠を行き来する人々を見守るがごとくお地蔵さんが鎮座していた。


8:53、1379mの三角点通過。
自然林の尾根歩きはルンルン気分。

9:00、「黒笠山まで3.9km」の標示板通過。

右手に頂上の形が特徴ある黒笠山が初めて見えてきた。右のなだらかなピークはみねこし。

黒笠山は直線的に見ると意外に近そうだが・・・・・・



9:24、1364m峰に着く。
少し行くと赤テープが見られ、方向が90度右に変わり、降下する。
スズタケが出てくるが道はしっかりしていて分かりやすい。


9:56、高度が上がるにつれて剣山山地の稜線が一文字に見える。
目の前に三嶺。


10:02、「黒笠山まで2.9km」の標示板。

10:16、あと2.6km。距離的にここが中間点。
白井林道へ40分で行ける近道の分岐だ。


10:30、山頂が大分近くになってきた。
尾根道は大きな木がここかしこに。



10:44、あと1.9kmの標示板。

10:59、あと1.5kmの標示板。

11:10、あと0.9kmの標示板。快適な稜線歩きが続く。

11:32、大岩に出会い、左手へ。



剣山、ジロウギュウ。



11:49、笹が出てきて・・・ムムム・・・・

やがてだんだん背丈以上となる。

手に取るように頂上が見えてるのに進まない。

12:20、とうとう道を見失った。
笹の中でもだえ苦しみ、悪戦苦闘。

12:28、赤テープが巻かれた木に出会うも、状況は変わらず。

体当たりで、自分自身を鼓舞する為に大声を上げながら進むと、なんと上の方から「ヤッホー!」の声がする。
ええ〜っ?

13:00、あえぎあえぎ頂上に着くと、そこには3人の親子連れが休憩中だった。
しばし山談義〜♪。
丸亀市の方とのこと。
ボクちゃん、大きくなっても山好きでいてね〜☆
13:18、お先に〜、と3人は下りて行かれた。
又どこかでお会いしましょう。

南の展望を楽しみながら先を急ぐ。

13:26、これから登る東膳棚。



13:31、白井への下山口と矢筈山との分岐点。あと3.1kmで矢筈山。

道は薄くて分かりにくいところもあるが、尾根をはずさないようにゆっくり進む。


14:53、「黒笠山から1.3km」の標示板。

15:00、黒笠山を振り返る。 15:04、見覚えある岩場、東膳棚に着く。

この岩場からの展望はすばらしい。三嶺〜天狗塚〜牛の背。手前に滝下ノ天狗。


15:30、先日来の雪が残っている。 15:48、膳棚に着く。

前回は北側にエスケープしたが、今度は稜線を進む。

小枝が道をふさぎ歩きにくいが、我慢強く慎重に登る。
16:01、岩場を振り返る。
落ちたら・・・・・!

16:03、「矢筈山まで1.6km」の標示板。

16:51、膳棚を振り返る。



17:21、矢筈山頂上に着く。

黒笠山から3.4km、ちょうど4時間かかった。

もうあまり時間がない。
今日歩いた稜線を写したら下山。



17:44、サガリハゲとの分岐点通過。

18:16、陽が横から差してくる。 18:25、もうすぐ烏帽子山に日が沈む。

18:36、日が落ちたが、まだ明るい。

19:00、落合峠にたどり着いた。あ〜、長かった。


しかしまだ高松まで3時間はかかる。
長い一日だ。

落合峠を出るとここかしこに鹿がいた。
カモシカもいた。
すっかり夜になってきていた。


バイクでのロング縦走のプランはまだまだある。
日の長いうちにやりたいものだが・・・。


山のこもれびHOME
inserted by FC2 system