（しらたきやま、てんかいざん、てんかいざん）
コモちゃん単独行
| 登山口 | 徳島県那賀町 |
| コース | 蝉谷林道登山口〜シラタキ山〜天海山〜天貝山〜蝉谷林道 |
| 時間 | 約6時間（休憩含む） |
四日前久しぶりに徳島県南の海部山地を歩いたら土地勘や時間勘（？）が少し戻ってきたので
今日もまたこの方面へ行くことにした。
尾野益大さんの「徳島の静かな名峰」は６２座の山々を紹介しているが
コースの難易度を３つにランク付けしている。
最難関の三ツ星（ミシュランじゃないけど）は４コースしかない。
そのうちの木頭三笠（シラタキ山、天海山、天貝山）を行くことにした。
前々から気になっており、いずれは・・・と思っていたのだ。
徳島から国道５５号線経由、１９５号線を西に進み、長安口ダム、小見野々ダムを過ぎ、
九文名身集落を右折し、蝉谷林道に入る。
今日は三山縦走のため、０７年３月２１日の平家平と同じ場所に車を停める。
青い標示板は昨年３月新しく立てられたもの。
以前と違い、平家平の登山口はこの上の林道からになっているようだ。
８：２７、出発。
林道をしばらく歩いていると、後ろから猟犬を乗せた３台の軽トラックが追いついてきて、
時々止まり動物の足跡とか糞をチェックしていた。
少しこのあたりのことを尋ねると、とにかく鹿が多くなりすぎているとのこと。
「熊が減っているのでは？」聞くと、
「いやいや、調査員はそれほど山奥に入らないでかなりアバウトな報告みたいだし、
この上の墓窪峠の近くにもいるよ」
「エ〜ッ」
８：５９、覚えのある登山口に着く。
平家平は左だが、右手の沢方向へ進む。
９：０４、左手は滝（小さいけど）だし、右手の岩場をピョンピョン！のつもりが下が苔で水気があったのか、
つるりと滑り沢の中へどぼん。５分前にお祈りしたのに。
ここのポイントは最初左岸へ渡り少し行き右岸へ。じっくり見ないと分からない。
少し離れたところで靴を脱ぎ靴下を絞った。今日一日の先が思いやられる。
植林帯を行く。
登山道はジグザグで高度を稼ぐ。
９：４４、水平な道に出合い、きれいな左手を選ぶが、どうもコンパスで見ると違うみたいで、
ここは慎重に引き返す。
９：５８、元の道へ戻る。
靴の中で水がピチャピチャするので再び靴を脱ぎ靴下を絞る。
１０：００、崩れた木の橋を渡る。
すぐに初めて明るい尾根に出た。二つのコブに見える右手の山がシラタキ山かな？
再び植林帯の急坂を登る。
１０：５０、めったにない赤テープ。方向が南に変わる。しばらく笹の中を行く。１０：５９、標識はないが峠の感じがする。
ここで道を失う。
右手の水平道を行くが行き止まり。
１１：１２、元の場所に戻る。
１１：１７、急な笹の薄いところを両手を使って進む。
１１：２９、視界がきく尾根道に。1633.8mの綱付山。
標識がなければ分からないほど山頂らしくない。
１１：４９、出発。
尾根はスズタケが続く。
明るい尾根からは綱付山がよく見える
工事中の蝉谷〜岩倉の林道が見えます。
１２：０４、目の前の頂が次の山かな〜 右手の山間から雪をかぶった頂が見えるが、石立山かな〜
１２：０８、岩場を過ぎて頂きを踏むが、頂上ではなかった。
１２：１６、次の頂きが見えるが、今度こそ頂上かな〜。
１２：２６、やっと天海山頂上だ。だだっ広く木の根元にある割れたキティの標示板がなければ分からないほどだ。
１２：３３、一息入れて出発。
いよいよここから高度差２００ｍ近い急坂を下る。
下はスズタケ、木は植林で、ルートファインディングが難しい。
この稜線上はテープ類がほとんどないのだがポイントにはある。
スズタケの中を這い上がっていくと・・・
１３：１１、天貝山（ミノテ山）山頂に着く。ここだけ三角点がある。
１３：１８、出発。来た道を戻る。
１３：２６、南西方向の下り道の分岐点に着く。
さあ、これからは植林帯の中ひたすら西へ。
コンパスを手に持ち西へ、西へ。
１３：３４、踏み跡は薄くルーファイの試験場みたい〜〜。
１３：５４、目を皿にしてみると、ありました！赤テープ。
１４：１５、川沿いに出てくる。
すぐに養殖場跡地の横に下りてきた。
１４：２７、車を置いている林道分岐点に着いた。
二週連続で海部山地に来てみての感想は？
ピークハンターにとってはここはまだまだ登ってない山だらけ。
ヤルゾ、、登るぞ、ファイト！！
１６：００、もみじ川温泉で汗を流し帰路に着いた。