08.08.24  矢筈山・東膳棚  1848m・1750m
コモちゃん単独行



こもれび二人登山は道がしっかりしてあまり長時間にならないコースを選ぶが、
コモ単独登山は少しレアな長めのコースを選ぶ。

最近興味がわいてきたのが、矢筈山系の山々。
これに決定。


しかしながら、今回のレポートは書き辛く筆が進まない。
理由は帰り道でデジカメを落としデータがなくなったため。
今までバサバサと適当にシャッターを押して、
帰宅後パソコンを見ながら、思い出し思い出し、文章を書いていたのだ。

それがないと、どう書けばいいのか・・・・いかに電気メカに頼っていたか痛感した。

最低のデータである時刻もこの25年間腕時計なしの生活なのでわからない。
が、とにかく書いてみよう。



本日の予定は徳島の矢筈山から東の稜線を行ける所まで行くといったアバウトな計画。

朝起きると空は曇っている。
5時半出発。
途中いつものガソリンスタンドに入ると@165円、えへ〜。

4ヶ月ぶりの落合峠に7時50分頃に着く。
軽トラが一台駐車。
ガスで周りはあまり見えない。
高いガソリンを使ったのだから矢筈山までは雨が降ってもGO!だ。

出発。
すぐにシコクフウロ、ツリガネニンジンのオンパレード。
所々にシモツケソウも見られる。
ススキが穂を出し秋の感じ。

ガスの中をただ黙々と歩く。
登山靴とスパッツはもうビショビショ。

ぬかるんだ道に大きな犬の足跡。
そういえば軽トラの荷台にはスチール製の大きなケージが積まれていたな。

サガリハゲの分岐点近くに来るとだいぶ空が明るくなり雨の心配が薄くなってきた。

9時58分(この時刻は覚えていた)、矢筈山頂上に着く。
ガスが深いので先へ行くかどうか、バナナを食べながら考える。
大きなラブラドールと一緒に休憩中の男性も、計画通り石堂山に行き深淵へ下りるか、
あるいはこのまま落合峠へ戻り前烏帽子山に登って帰るか、思案中とのこと。
少しの間、山や犬の話をする。

天気がよくなってきそうだったので計画遂行することに。
10時15分(これ以降時刻はアバウト)、お先に〜、と言って先に出発。

泉保安夫さんの本の通り、東側のブッシュを避けた南東方向に薄い道が見受けられ、
黒笠山に向かって足を踏み出す。黒笠山まで3.3km。

道はきわめて薄い。
手探りで、いや足探りで笹の中を進む。
とにかく道は分かりにくい。
ひたすら稜線の尾根道を目指す。
ヤブがあると左手(北側)に道らしきものがある程度だ。

11時ごろ、大きな岩に着く。
時間的にみてこの辺が「膳棚」らしい。

このあとは笹原とやせ尾根の繰り返し。

右手に岩場が見られ、これが「東膳棚」1750mかと思われる。

5分くらい行くと道は100m以上の急な下りになるが、ガスで周りの状況は全く分からない。
「初めての山で尾根道や稜線がガスで見えないときは時刻により中止する」という私なりのセオリーで、
本日はここまでとする。

11時55分(これは覚えていた)、Uターン。

途中見晴らしのいい所で写真を撮る。

12時15分頃、ザックのフォルダーを触るとなんとなんとカメラがない!
笹のためスッテンコロリン転んだところでなくなったかと思い、
登り返してそこらじゅうを探してみたが、無い。
こんな深い笹の中では見つかるはずがない。あ〜あ、なんてことだ。

以下は携帯カメラの記録で・・・・
12:55、笹の尾根を進む。 13:16、膳棚の大岩に戻る。


13:25、指道標。矢筈まであと1kmか!
13:33、こんな笹原を進む。


13:46、ストックも埋もれる。
13:58、ガスの中から矢筈山が垣間見える。



14:25、今まで歩いてきた尾根道。
笹原の薄い登山道を見失い両手両足を使い直登。
15:00、再び矢筈山へ戻ってきた。

矢筈岩を見ながら下山。
シコクフウロ、キツリフネ、ツリガネニンジンなど心和む花たち・・。

15:24、サガリハゲが見える。
15:37、分岐点。

16:45、秋の気配がするススキ。

16:52、落合峠に戻ってきた。




「膳棚?なにそれ?聞いたことない!」と言う私にコモちゃんが教えてくれたサイトはあとみっくさん。
あとみっくさんの東膳棚

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