08.06.14 石鎚山@ コモちゃん単独行 いよいよ最後の最高の日と言える日がやってきた。(そうなんかい?) ヤマケイ「分県ガイド 愛媛県の山」の石鎚山(表参道)だけが残っていたのだ。(へええ?) 成就からは登ったことがなかったのだ。(そういえばそうやね) 他の四国の分県ガイドの山はすべて登ったので、県境で重複する山はあるものの、 212コースの最後の山である。(そういうわけか) 数ヶ月前からいろいろなルートを考えてプランを練る。 これも登山の楽しみの一つである。 一日目は西ノ川→成就→石鎚山→面河 国民宿舎泊 2日目は面河→石鎚山→天柱石→西ノ川 という計画を立てた。 14日朝3時過ぎ、たまたま起きたレビちゃんに見送られて出発。 西条のETCレーンを通過すると「割引」1550円と表示された。 通勤割引の時間じゃないのに何の割引??とにかくラッキーの感あり。 国道11号線を西進し国道194号線、県道12号線と進む。 石鎚山ロープウェイの山麓駅を過ぎ、1km位行くと登山口の西ノ川に着く。 バスの終点なので転回場なのか、広い広場があり、車を停める。 有料駐車場の看板がある。誰もいないし明日払えばいいかな。 身繕いして歩き始めた時、前方よりお年寄りが出てきて「駐車料を・・・」と言う。 「あ、いや、1泊して明日帰ってきますんで・・・」 「じゃあ2日で1000円です」 お〜〜! 素直にお支払いする。 朝早いですね、と言うと、朝涼しいうちに畑仕事をする、とのこと。納得。 |
||
見えている商店は営業してない。 | 5:35、身も心も高ぶりながら登山の一歩を踏み出す。 | |
昔は家もかなりあったと思われる石積みの道。 今は植林されうっそうとしている。 |
5:54、分岐は成就へ。 よく整備されているが薄暗い植林が続く。 |
|
6:35、大岩に着く。少し明るくなる。 フタリシズカやナルコユリが見受けられる。 |
7:42、初めて遠方が望めるところに着き、 岩黒山、瓶ヶ森が顔を出してくれた。 |
|
8:07、やっと平坦になる。 笹道を進む。 |
8:15、ロープウェイからの尾根道に合流する。 「西ノ川3.7km、石鎚山4.0km」の標示板。 高度計では1300m見当。900m位登ったかな。 |
|
8:24、成就社に着く。 |
拝殿にお参りして家族の健康を願う。 8:29、神門をくぐり、下っていく。 |
|
8:45、最低鞍部の八丁坂に着く。カエデやブナの原生林を楽しみながら登る。木の階段は結構きつい。振り返ってみたところ。 |
||
9:38、試し鎖がある前社ヶ森に着く。 |
迷わず近道を行く。 | |
9:55、鎖場が見えるところから下を見ると、3人の登山者がはっきり見えた。感心する。 後ろは成就社。 |
||
10::00、前方に初めて石鎚山の尾根が見えてきた。 |
||
鞍 10:02、鞍部に着くとそこが夜明峠である。 左手には天柱石への標示板を確認できる。 |
||
10:33、土小屋からの道と合流する二ノ鎖小屋に着いて一息入れていると、 高校生の集団が、こんにちは!と元気よく下りて行く。 ユニフォームには高校名が書かれており、どうも山岳の高校総体四国大会のようである。 同行の先生にお聞きすると、 昨夜は成就に泊まり金曜日土曜日2日間の競技で、総勢200名とのこと。 山に若い人がこんなに多くいると山に活気が生まれ、こちらも元気な気持ちになるから不思議だ。 |
||
全員が通過するのに30分かかり、11時再び歩き始める。 しばらく行くと登山道の横にイワカガミが現れだした。いよいよ高山の雰囲気。 11:17、念願の石鎚山頂上に着く。 天気がよいのでたくさんの登山者だ。 |
||
石段の隙間に開いたシコクハタザオ。 西ノ冠岳、二ノ森、堂ヶ森、奥には東温アルプス? 山頂レストランでカレーと缶ビール2本、〆て2100円をお支払いしてのんびり昼食タイム。 ここで一人作戦会議を開き、時間もあることだしお花を見に西ノ冠方面へ行くことにした。 11:55、頂上を後にした。 12:08、分岐で二ノ森・面河方面へ進む。 12:18、あちこちに人影が見える。 |
||
石鎚山頂上を振り返る。 | マイヅルソウやイワカガミがたくさん。 | |
ユキワリソウ。たくさんの方が一眼レフで撮影中。20人くらいいる。 キバナノコマノツメ。 |
||
せっかくここまで来たのだからと思い西へ行く。 |
西ノ冠岳頂上を窺うが、笹原の踏み跡も薄く頂上はやめておく。 | |
お花畑に戻り、のんびりお花見〜〜。 |
14:08、面河への分岐に戻る。 | |
さっきからコバエというか小さい虫が顔にまとわりついて、非常にうっとおしい。 |
||
14:31、登山道から二ノ森を望む。 | 14:39、道は荒れている所もあるが慎重に進めば問題はない。 | |
ロープ |
橋 | |
15:13、愛大の新築小屋に着く。中を見せてもらったらなんともう一人の登山者がシュラフの中! 失礼しました。 |
||
変化の少ない道、ちょっと飽きてきた・・・・・。(ぜいたくや!) |
15:55、左手に石鎚山。 | |
16:00、方向が変わり左手に今度は岩黒山が見え出した。 |
16:02、この辺りでやっと虫から開放された。 | |
トチやブナなど原生林の大木を見ながら下っていく。 16:39、登山口まで1750m、35分の表示。 17:23、登山口まで400m、10分の表示。 |
||
17:35、鳥居をくぐって振り返る。 | 17:36、やっと登山口に着いた。 | |
出発してからちょうど12時間。そのうち西ノ冠往復2時間。 西ノ川〜面河 19.7km。 面河渓谷。 18時過ぎて本日の宿国民宿舎面河に着く。 宿泊者は小生一人のみ・・・・。 東北の地震の報道を聞きながら眠りについた。 翌日へ 山のこもれびHOME |