08.04.12  檀山 340m
コモちゃん単独行

いよいよ分県ガイド「香川県の山」最後に残った豊島の檀山へ。
豊島問題でゆれた10年前不法投棄現場見学に訪れて以来2回目の訪問。

高松から豊島へは高速船が1日3往復しか運航していないので、
7時40分に出航し、12時に家浦港からの船で帰る計画を立てる。
レビちゃんからは「豊島へ行こう」MAPが手渡された。少し古いがなかなか利用できそうだ。



7:40、定刻に出発。意外にも多くの乗客がいてびっくり。
第2回豊島学(楽)会が開かれるのだった 注:レビ)
船上から今まで登った島の山々を眺めながらしばしのクルージング。
(豊島の写真を撮り続けている小林恵さんの姿も  注:レビ)



8:10、家浦港に着く。無線中継塔が見えるのが檀山だろう。

8:20、右折して舗装した山道に進む。


道端に結構花がある。ホタルカズラ。
道の両側には桜が植えられており春の名残を楽しむ。

長いだらだら舗装道を辛抱しながら行く。

9:08、景色が開けてきた。

9:18、西の方にはさっき着いた家浦港とその先に山に隠れているが産廃現場がある。
遠くに瀬戸大橋、大槌島、そしてすぐ近くに直島が見える。




最後の人家跡からは未舗装になる。
左側に「山頂→」の標識があり進むと高い鉄塔が見えてくる。
9:28、三角点のある檀山頂上に着く。

西と北が見渡せる。
家浦港、直島、岡山県の宇野・・・・・


9:32、下山開始。

5分でさっきの分岐に戻り、左に道をとる。


9:43、交差点に着き左手へ。

しばらくすると回りはうっそうとした木々に囲まれた森になる。
9:48、「豊峰権現社の森」に着く。(これがトトロの森よ〜〜♪!! 注:レビ)

古いスダジイの大木は樹齢250年とか。


9:50、(このあたりの斜面にいつだったか飛行機?パイロット?が落ちてきたことがある  注:レビ)



島の東から唐櫃(からと)港、小豆島が見える。




10:03、十輪寺という立派なお寺におまいり。
護摩堂は慶応三年建立。
10:11、県道に出た。
(ここからちょっと右に行けば唐櫃の清水霊泉だったのに・・・・怒 注:レビ)


島内にはいたるところに観音堂があり、
島の人々の信仰心がうかがえる。
神愛館の子供たちの散歩に出会う。
10:48、中学校前に戻ってきた。


港に向かう途中、オリーブ基金で植樹されたオリーブ畑がある。


11:00、家浦港に着く。

待合所を兼ねている交流センターで持参の中食を食べ(お店はない)、
展示されている豊島不法投棄の資料を見て、豊島問題は終わったわけではなく
日本のどこかで今も起こっている問題との意を強くした。

12時に高松行きの船に乗り込む。
不法投棄現場を通りかかり、見るとまだまだ時間とお金がかかりそうな感がした。


「香川県の山」最後の山が豊島の山だったことはやっぱり気が重かった一日でした。



レビ注釈:
不法投棄現場は海岸ぶちにある。
今は遮水壁の鋼矢板が打ち込まれ汚水が海に流れ出ないようにして、シートで覆われている。
それだけで水はかなりきれいになり、
海岸にアマモなど海の生物が戻ってきつつある。
現場を回りこんだところ。
通称とんがり山が右の方にぴょこんと見える。
赤と黒の建物は中間処理施設。


豊島アースデイは6月1日。
この日はチャーター便が出るので便利です。
(お問い合わせは豊島ネットへ)

島には、オリーブ畑にミカン畑、豊島石の採掘跡「大丁場」、片山邸の大ソテツ、唐櫃の棚田、夏でもおいしい水の清水霊泉、
など見所いっぱい〜〜〜
産廃現場は島のほんの一部です。
島全体がのんびりしたアミューズメントパークのようです。
県と戦っていた当時県内100ケ座談会を島の人たち全員でやり遂げたそんな強いイメージは島から感じられない。
のんびりまったりゆったりした島です。

まだ半分も処理されていない産廃。
でもあと4年で国の補助金が打ち切られる。
そのあとどうなるのだろう、とまだまだ豊島に関心を持たなければと、強く感じています。

豊島住民会議のホームページ
1990年頃の家浦

(写真は豊島住民会議のホームページより)

皆さん、ぜひお出かけください。




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