08.02.23 王頭山312m コモちゃん単独行 *島の山シリーズ* 小豆島の海岸沿いの山の面白さに引き寄せられて、今週も島の山。 丸亀市の塩飽諸島、広島と本島の山を目指す。 船の時間を考えて、まず広島の王頭山に登り、一度丸亀港に戻り次に本島へ、という計画。 朝起きると雲が立ち込め風が強い。 丸亀港で切符売り場と駐車場を探しうろうろするうち、時間がぎりぎりになって走った、走った。 6:50発の客船に間に合いヤレヤレと思う間に港を出ると、強風のため船は木の葉のごとく揺れる。 20分で広島の江の浦港に着く。 待合室はなんかざわざわしている。 強風のためこれ以降のフェリー、客船は運航を見合わせる、とのこと。 みんな携帯に「出勤できない」と叫びあわただしそう。 当方も10時ごろまでには風が弱くなるのか心配だ。 と思いながらも出発するしかない。 |
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7:19、西に見える王頭山目指して出発。 7:24、西へ。 |
7:27、学校の角を右折し、すぐ左折すると「英国仕官レキの墓」。 慶応2年の日英の美談。ここで右に曲がりしばらくして左へ。 |
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7:38、登山口。竹林を過ぎロープのある急坂になり、尾根歩きが始まる。 |
7:56、登山道は花崗岩なので歩きにくい。 |
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高い木がないので見晴らしがよく、瀬戸内海を見ながら進む。 昭和60年の山火事で一度失った緑はまだ回復されていない。 8:25、「山頂まで200m」と書いた表示板。 8:32、王頭砂漠と呼ばれる草木のない石庭のような風景が始まる。8:42、西方向が見渡せる場所から心経山と左に石切り場。 |
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8:45、王頭山頂上。 少し西側に行くと手島、小手島がよく見える。 しかしながら風が強くて帽子が吹きとばされるほどだ。 |
8:51、下山開始。 9:12、江の浦港を見渡せる場所から港を見ると、 フェリーも旅客船も係留中。不安がよぎる。 |
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9:30、登山口に戻った。 集落の中には玄関のお正月飾りがそのままの家も・・・。 港の待合室に行き出港を待ったが、 10:45発は欠航となった。 停船勧告は出てないが船長の判断。 次の12:45まで何をしようかな・・・・ と、この時はまだ余裕。 |
10:35、とりあえず東海岸の立石地区をブラリ。 八幡神社。昔の島の豊かさが推察されるほど立派。 鳥居からは対岸の飯野山が見える。 |
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尾上邸を探しているうちに会話を交わした方の話。 一人島にいる母親のために4年前定年になった時に夫婦で帰島とのこと。 古い家の横に新しい家。 |
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尾上邸はお盆や季節の折々に神戸から帰って来るのみで、 普段は無人で入れない。 それでも江戸時代に千石船で栄えた様子が窺える。 |
神光寺を訪ねる。350年前の梵鐘が残っている。 咸臨丸乗船員の墓もある。 |
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12時に港に戻ったが、12:45発も欠航となってしまった。 待合室でそのまま次の14:15発を待ったが、これまた欠航! 次の便は17:30最終便、これは出そうだが、それまで4時間近く何をするのだ・・・・・この島で・・・ 13:40、とりあえず北の方に迎木山という山があるらしいのでそれを目指すことにした。 13:45、それらしき山を見ながら北方向へ。 14:03、峠近くから登山口を探すが、見つからない。 |
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14:06、対岸の岡山を望める峠の展望台に着く。 眼下には茂浦の集落。 |
14:15、右は林道で北海岸へ続いている。 まずは左へ下りて茂浦の港へ〜。 |
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14:25、港をブラブラ。さびしそうな港だ・・・・。 |
14:54、さっきの林道分岐に戻り思案六法。 このまま港に帰って待合室にいてもしゃあない〜〜 モードを「島ウォーキング」に切り替え、 島の東半分の海岸沿いを歩くことにした。 |
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「いろは石」 | ||
15:28、本島、瀬戸大橋、牛島、坂出、城山、手前に金山と常山、青の山、飯野山。 |
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テクテク・・・・ |
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16:28、飯野山、船、丸亀市、大麻山、筆の山、我拝師山、火上山、天霧山、弥谷山。 |
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16:32、江の浦港に着く。 待合室に貼られた広報によると12月1日現在島の人口はちょうど400人。 そうか・・・・・もっと多いと思ったけどそんなものなのか・・・ 17:30、定刻にフェリーが出航。乗客は30名ほど。フェリーは40分かかった。 |
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停船なんてめったにない(島の人の言葉)のにたまたまこうなったが、却って島をいろいろ知ることができた。 島はお年寄りばかりで日本の未来を見ているようだ。 山のこもれびHOME |