胴切山、五剣山、鬼ヶ岩屋       07.01.13
コモちゃん単独行





「新・分県登山ガイド 徳島県の山」が出版されてから気になっている山が海部山地の「鬼ヶ岩屋」「五剣山」。
それから西に連なる「胴切山」、この三山。
ピークハンターの小生の食指が動くが、同書の中で「健脚者は五剣山へ縦走することができる」
「胴切山から五剣山へ縦走できるが健脚者向き」という記述が気になる。
著者の言う「健脚者」とはどの程度を指すのだろうか・・?小生は健脚者に入るだろうか?
山は数多く登ったが健脚者となると大いなる疑問がわく。ムム・・・・

登山口は「分県ガイド」では国道55号線からの説明しか書いてないが、
「徳島145山」では山地の北側の県道36号線からの説明が載っている。
これだったら一日三山も可能かな、と思い、本年最初の山行きに決定。 

1月13日土曜日、起床、あぁぁぁ、またまた1時間寝坊。登山口まで3時間かかるというのに・・・。

8:20、美波町(旧日和佐)の国道55号線と県道36号線の交差点のコンビニで昼食を購入。
1月とは思えない暖かさで穏やかな朝。今日一日楽しめそうだ。県道に入る。

9:05、国道から13.5kmで下山予定のポイント、林道入り口がある大越地区に着いた。
空き地に車を置かせていただく。バイクを下ろし登山口に向けてバイクに乗ってさらに進む。


9:20、4.5km先で林道に出会う。(写真)
ここからも胴切山に登れるらしい。
  9:40、町境の峠に着いた。
  看板の下にバイクを停め、左手に伸びる広い林道を歩いていく。

9:55、左手に「胴切山」と書かれたプレートがあり(写真)、
いよいよここから本日の縦走がスタートする。
10:08、840mのピークに着く。



  南へ下るとすぐに胴切越の峠に着く。
  お地蔵さんが祀られておりかなり広い馬道も見受けられ、
  歴史を感じさせてくれた峠であった。


10:35、南へ急坂を登ると883m胴切山頂上。
見慣れた二、三、四等三角点と異なり、
一等三角点の石柱は大きいなあ〜
見晴らしはよくないので一息入れて次の五剣山へ。
  気持ちのよい自然林の尾根道を行く。
  11:00、再び馬道に合流。


11:40、初めて見晴らしのいい場所に出てきた。
登ってきた稜線が望める。
五郎岩(?)に乗って撮影。
  12:02、南方面が開けた場所に着くと、
  牟岐港からその先の出羽島まで見える。(ズーム)


12:13、坂を上がるとなんと林道の終点と出合い、
あとひとふんばりで・・・・
  12:24、638m五剣山頂上。
  いろんな標識に混じって河内小学校3年生のプレートも。
  がんばってここまで登ったんだ!



南と東の見晴らしがいい。
牟岐方面(写真)
のんびり昼食。
  13:00、3番目のピーク鬼ヶ岩屋に向けて出発。
  13:10、南の喜来からの登山道との合流点には
  こんなかわいい標識が・・・


13:20、シダが出てきてちょっと道が怪しくなってきた。
地図とコンパスと周りの踏み跡とにらめっこ。
道らしきあとが東の方向へ、しかし地図は東北東に行け、
と示しているが???ついつい足跡に弱い小生は東へ!
(ここでの判断があとで大事に至ったのである)

  13:49、目標の近くの山頂が見えてきたが、
  あれ?だいぶ左手に見えるなあー


右手の下のほうには駐車場が見える。
こんなロケーションは「ふどの」の鬼ヶ岩屋温泉しかない!
オー、マイガッ!マイミステイク!!
このあと1時間「ふどの」からの林道と合流するまで、
作業道、獣道、登山道をさ迷いながら尾根道を目指す。
  14:53、最近出来たばかりの林道に出た。
  向こうから来た軽トラのお年寄りに道を尋ねると
  「鬼ヶ岩屋かー、夕暮れが近いなー、イノシシ対策のネットがあるから  それに沿って尾根を目指せ」と言われた。



イノシシ対策のネット
  15:26、稜線に復帰後、やっと山頂を拝めた。



15:36、登山道はシダで覆われて歩きにくい。
15:39、お堂のあるチョウシノタオの峠に着く。
ほっとした。
    北方向の下を見ると作業小屋。
    きつい坂を上ると・・・大岩に着く。
    そして、ステンレスの梯子を登れば・・・・  



16:00、450m鬼ヶ岩屋頂上。
360度の展望!
歩いてきた五剣山の尾根は見えるが、胴切山はかすんでいる。
  牟岐漁港と那佐半島。
  写真を撮ってすぐ下山。


16:23、不動明王が祭られたお堂に戻ってきた。
後は広い林道を歩くのみ。
近くで猟犬と猟銃の音がしたので、
思わず黄色いツェルトをかぶりたくなった。
  16:42、大越の林道入り口に戻り、車に乗り込み、
  登山口のバイクを回収した。

  17:20、高松への帰路に着いた



☆本年初めての山は三山縦走登山で、大満足!!☆


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、
同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。
(承認番号 平17総使、第604号)



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